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2016-06-28
僕ヶ原&俺の陣1

朗読劇「僕とあいつの関ヶ原」「俺とおまえの夏の陣」座談会

戦国武将たちの、友情・忠誠・裏切り・愛情。

映画『脳漿炸裂ガール』『ヒロイン失格』の脚本などで知られる吉田恵里香が描き、
演劇界の風雲児「柿喰う客」の中屋敷法仁が演出して話題を呼んだ朗読劇が、キャ
ストを一新して三度目の上演!

朗読劇ならではの仕掛けに満ちた「僕とあいつの関ヶ原」、新しい視点で伊達政宗
を描く大河ドラマ「俺とおまえの夏の陣」。

Sparkle-Webでは、出演する猪塚健太さん、尾関陸さん、須賀健太さん、染谷俊之
さん(50音順)の4名による座談会の模様をお届けします。

【撮影:熊谷仁男 文:片桐ユウ】

僕ヶ原&俺の陣2

――「朗読劇」のイメージと、今回の作品の印象から伺えればと思います。朗読劇
に出演歴のある方は…。

染谷:僕は何回か。僕の中の…あ、違った「私の頭の中の消しゴム」とか。混ざっ
てしまった(笑)。

全員:(笑)

猪塚:その時の公演は、イスに座って読む感じだったの?

染谷:そうです。多少の動きはありましたけど。

猪塚:僕も朗読劇はそういうイメージだった。でも今回の作品の映像を見せて頂い
たら、普通の舞台に近いなと感じるところもあって。今までの朗読劇とは別の視点
でやっている作品なのかもと思いました。

尾関:僕もあまり動かなくて済むのかなと思っていたら、けっこう動くなと(笑)。

須賀:朗読劇というものは、普通の舞台よりお客様に委ねるところが多いのかなと
思っていて。今回はまたちょっと違う面もありそうですけど、基本的にはお客様に
想像してもらうことが大事なのかなと。役者にとっては難しいのかなと思います。

猪塚:確かに。普段の舞台だったらメイクや衣裳ですぐ分かるものを僕らの声や読
み方で伝えなくてはいけないということもありますね。

染谷:以前朗読劇に出演した時は、お客様の想像に委ねるために僕ら自身もよほど
想像していかなくてはいけなかったです。僕がやった時は本を持って掛け合いをす
ると立ち稽古みたいになってしまうと言われて、なるべく本と向き合う姿勢だった
んです。でも今回の作品は相当掛け合いのシーンがあったので、半分舞台で半分朗
読劇みたいなイメージ。

須賀:今回は「戦国時代」ということですけど、口調は時代劇っぽいわけではなか
ったりするので、どのくらいの加減でやっていこうか、というのも悩みどころだな
と思います。

猪塚健太さん1

――通常の舞台より公演や稽古期間も濃縮されたものになるかと思いますが、お集
まり頂いた皆さんはほぼ初めましてのご関係ですね。

猪塚:そうなんです。でも前回の作品を見る限り、相当稽古されたものの感じを受
けたので…。

染谷:あ、でも映像資料のメンバーは、初演から引き続いて二度目の方々だったそ
うです。

猪塚:そうだったんだ!?

須賀:ちょっと安心しました。僕、今も人見知り感出ていますし(苦笑)。

尾関:僕もです。

須賀:打ち解けるためにも、この取材時間が貴重ですね。

尾関陸さん1

――熱い絆が描かれている物語でもありますし、この機会にぜひお互いのことを見
知って頂ければと。居心地が良いと感じる相手は、どんなタイプですか?

須賀:僕は、リアクションしてくれる相手ですね。話している時もレスポンスが
欲しい。

染谷:しましょう!

全員:(笑)

須賀:そんな、構えられても(笑)!

染谷:見逃さないように…。

猪塚:付き合いが長くなると、さらっと流すようになったりしちゃうもんね。

須賀:そうなんです。でも反応がないと大丈夫かな?って怖くなっちゃうんですよ。
僕自身が人のことをわりと観察するタイプなので。稽古場でも色んな人と目が合う。
自分が見ているせいなんですけど、パッと目が合った時にはどうしたらいいのか分
からない…。

全員:(笑)

須賀:台本に書き込みをしたりするフリをして、スッとそらしたり。

猪塚:恋愛の最初の方みたい(笑)。

尾関:僕は明るくてよくしゃべってくれれば…。僕がしゃべるのが苦手なので。男女
関係なく、来てくれるタイプの方がイイです。

猪塚:やっぱり共通点があると関係性が拓けるし、安心出来るなと思います。みんな
お酒とかが飲めるのなら、一緒に行って色々な話がしたい。その辺りから共通すると
ころが見付けられたらいいなと。普段は人に任せがちなタイプですけど、短期間で仲
良くなるためにはそうも言っていられないので!

須賀:お店決めるのも最初は探り探りになりますよね。

猪塚:そう!「別にチェーンの飲み屋でイイっしょ?」とかくらいだと気楽なんだけ
ど、ネットで検索している間はまだ距離を感じる(苦笑)。染谷くんは?

染谷:そうですね…笑いのツボが合う人。

須賀:女子かっ!

全員:(笑)

須賀:ゲラですか?

染谷:僕、結構ゲラです。

須賀:あ、じゃあ気が合うかもしれないですね。僕はリアクションして欲しいタイプ
だから。

染谷:そっか。相性、イイ感じですね!

須賀:…お見合いしているみたいになってきた(笑)。

猪塚:婚活を見ている気分(笑)。「俺とおまえの夏の陣」では2人は主従関係の役
だし、バッチリだね!

須賀健太さん1

――須賀健太さんが伊達政宗役、染谷俊之さんが片倉景綱(初代 小十郎)役。猪塚健太
さんは豊臣秀吉や徳川家康、様々な役を一手に担う役ということです。

猪塚:うおお……。

須賀:陸(尾関)は、「僕とあいつの関ヶ原」の方で唯一両チームに出るキャストなん
だよね?

尾関:そうです。まだどの役かは分からなくて(※取材時)。もし違う役だったら2倍
になるので、相当大変なことになってしまうと思っているんですけど…。

猪塚:別チームの時に、うっかりするともう一方の役の台詞を言ってしまいそう。

須賀:ハモっちゃうね。

尾関:(笑)

染谷俊之さん1

――三度目の上演となる作品ですが、前回や前々回を意識されるということはありますか?

猪塚:人気があったからこそ再演されるのだと思うので、前に同じ役を演じた方とカラー
が被らないようにしたいなとは思いますね。でも意識し過ぎず、今持っている自分を出せ
たらいいなと。難しいことですけど。

染谷:三度も続いているので、作品のことが好きだという方々がたくさんいらっしゃると
思うんです。その期待に応えたいというのはありますね。

須賀:ハードルが上がっているということはあると思うので、作品の持っている魅力や押
さえていかなければいけない部分というのは知っておきたいなと思います。でも一新した
キャストですし、あまり意識し過ぎるということはないかも。

猪塚:演出の中屋敷法仁さんと一緒にやったことのある人は?

須賀:僕は演劇『ハイキュー!!』で。でもその作品では脚本をご担当されていたので。覚
えていることというと、オーディションでめっちゃ笑ってくれていたこと。

猪塚:そういうオーディションいいなー!

尾関:なかなかないですよね(笑)。

須賀:ずっと楽しそうにしてくれていたので、稽古場の雰囲気も明るいのかなと。演出が
楽しみです。

猪塚:役者もされている方なので、気持ちを分かって頂ける部分があるのかなと思ったり
しています。頼りにしつつ、新しいものを一緒に作っていけたら。

猪塚健太さん2尾関陸さん2

――中屋敷法仁さんは、猪塚さんと染谷さんとは同世代になりますね。少し離れて尾関さん
が23歳、須賀さんが21歳。

染谷:わー! お若いんですね…!

須賀:今、わざと大きなリアクションをさせちゃった…?

染谷:違います違います(笑)。ずっと映画やドラマを観ていたので不思議な感覚が…。

猪塚:僕ら、ちょうど世代だもんね。僕も同じ「健太」として羨望が。

須賀:そんなレジェンド的な扱い(笑)。

尾関:僕は前に映画で共演させて頂いていたんですけど、ずっと須賀様って呼んでいました。

須賀:コラ! すごいウソをつくな(笑)。撮影中全然構ってくれなかったくせにっ! 僕
がメイキングビデオを回していたんですけど、彼らずっとスルーしていたんですよ。

尾関:そんなコトないです(笑)! 須賀くんはお化けの役だったので、役作りとして気付
かないフリを…。

須賀:寂しいわっ!

全員:(笑)

須賀健太さん2染谷俊之さん2

――ビジュアル撮影では皆さん渋い着物姿を披露されていました。

猪塚:テンション上がりましたねー! みんなイケてた! 女子で言う「ゲレンデマジック」
みたいな(笑)。ニット帽を被ると女子が割増で可愛く見えるように、男子も和装をすると
カッコ良さが上がるんだと思いました。

全員:(笑)

須賀:陸も和装、似合っていた!

尾関:本当ですか!?

須賀:洋風の顔立ちだからと思っていたけど、カッコ良いなと。順番に皆さんの撮影を観て
いたら、全員イケメンだなあと思って…並ぶのイヤだなと思っていた(笑)。

全員:いやいやいや(笑)!

猪塚:カメラマンさんから「立ち位置どうします?」と聞かれた時、須賀くんが「背が小さ
いので、それが目立つ位置はちょっと…」と言っていて(笑)。

須賀:本気で言ったわけじゃなくて、ちょっと和めばいいな~くらいの感じで冗談だったん
ですけど、カメラマンさんが本気にしてしまって(苦笑)。

尾関:「そこなら大丈夫! ちょっと前に出れば!」とか(笑)。

猪塚:まだお互いを知らなかったから完全に信じてしまったという…。

染谷:「あ、気にされるんだ…」って思っていました。せっかくぶっ込んでくれたのに(笑)。

須賀:わりとみんな苦笑いだった。言わなきゃよかった…。

全員:(笑)

僕ヶ原&俺の陣3

――最後に、意気込みをお願いします!

猪塚:歴史モノですけど、歴史のことを知らない人にも僕らの力で好きになってもらえたら
いいなと思います。短い時間ですけどしっかり団結して、2016年の僕らなりの夏を届けたい
と思います!

染谷:一人が何役も演じる面白さもあると思うので、その辺りを楽しんで頂きたいなと思い
ます。繋がりや人間関係が大切な作品だと思いますので、ぎゅっとまとまって良い関係性に
なって、熱く演じたいと思います!

尾関:僕らと同じ年くらいの人たちが当たり前に戦に出ていた時代の物語なので、その生き
様を朗読劇で見せていければいいなと思います。人間臭くて個性が強いキャラクターがたく
さん出てくるので、見ている人たちに存分に味わって頂いて、終わりまであっという間に感
じられるような時間にしたいです。

須賀:舞台でやる以上、僕らの熱さや声を聞いてもらえる「生」の魅力があると思います。
朗読劇は特殊な「生」感があると思いますが、声の力や言葉の力を感じて頂ければと思います!

――ありがとうございました!

 

【公演概要】
僕ヶ原&俺の陣

http://www.gingeki.jp/archives/2684
https://twitter.com/galaxy_new_gene

■朗読劇「僕とあいつの関ヶ原」
日程:2016年7月7日(木)~9日(土)
場所:天王洲 銀河劇場
作:吉田恵里香
演出:中屋敷法仁
出演:
<青竹チーム>
猪塚健太、尾関陸、西川俊介、松田岳、矢部昌暉(DISH//) (50音順)
<紫陽花チーム>
荒田至法、尾関陸、黒羽麻璃央、染谷俊之、松田凌 (50音順)

■朗読劇「俺とおまえの夏の陣」
日程:2016年7月10日(日)
場所:天王洲 銀河劇場
作:吉田恵里香
演出:中屋敷法仁
出演:須賀健太、染谷俊之、黒羽麻璃央、猪塚健太

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